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EPAとは「不飽和脂肪酸」の一種

EPAとはエイコサペンタエン酸の略で「不飽和脂肪酸」の一種です。

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。飽和脂肪酸は牛や豚などの動物性の脂質で、摂取しすぎるとコレステロールや中性脂肪の増加を招きます。一方で、不飽和脂肪酸は主に青魚や植物オイルなどに含まれている脂質です。さらに、不飽和脂肪酸の中でもEPAが分類される多価不飽和脂肪酸は長期に渡り欠乏することで、皮膚疾患や視覚の異常、記憶力の低下を招くことが報告されています。

また、体内では作り出すことができない必須脂肪酸でもあり、積極的に摂取したい栄養素です。

(参考:脂肪栄養学2巻「油脂と疾患」浜崎 智仁

ユーグレナは不飽和脂肪酸が豊富

不飽和脂肪酸は、アジやイワシなどの青魚やマカダミアナッツオイルやオリーブオイルなどに含まれています。しかし、このような食品では毎日一定量を摂取することがなかなか難しい場合もあるでしょう。

そこで、ユーグレナにも高度不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることがわかり、期待されています。ユーグレナ全脂質の30%から40%が高度不飽和脂肪酸で、リノレンやEPA、アラキドン酸などの栄養素が含まれています。

(参考:日本栄養・食糧学会誌38巻「培養条件によるユーグレナの高度不飽和脂肪酸組成の変動について」

気になるEPAの効能

コレステロール値を低下させる

コレステロールは人の体に欠かせない脂質の一つです。しかし、体内で増えすぎると血管壁に蓄積して動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす原因となります。また、血中のコレステロール値が高くなると脂質異常症を引き起こす可能性も。

EPAには、このような疾患の原因となるコレステロール値を低下させる作用があることが報告されています。

また、血小板の凝集を抑制する効果があることも分かっており、コレステロール値を下げるだけでなく、血液をサラサラにしてくれる効果もあります。このような効果は、DHAよりも優れていることも分かっています。

(参考:日本水産学学会誌30巻「水産物のシロネズミコレステロール代謝におよぼす影響に関する研究-II」

アレルギー症状を緩和する

EPAにはプロスタグランジンやロイトコリエンなどのアレルギー症状の原因となる物質を抑制する働きがあります。そのため、花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。

また、EPAが働きを抑制することができるプロスタグランジンは、生理痛の痛みとも深い関係があります。

プロスタグランジンが過剰分泌されることで生理痛の痛みを引き起こすと言われるため、EPAを積極的に摂取することで生理痛も軽減することができると考えられています。

アレルギー58巻「EL5 炎症を制御する脂肪酸代謝物の包括的メタボローム解析(第59回日本アレルギー学会秋季学術大会)」

肌荒れを防ぐ

EPAは、ヒアルロン酸のように肌の角質層を繋ぐ働きを担っています。角質層同士がきれいに並ぶことで肌のキメが整い、肌荒れやくすみを予防することにつながります。

心疾患の予防に効果的

EPAが注目されるようになったのは、青魚を食べる機会が多いグリーンランドの住民を対象に疫学調査をしたことがきっかけです。

この調査では、虚血性心疾患などの心疾患疾病が極端に少ないことが明らかになりました。そのため、EPAを継続して摂取することで心疾患の予防につながると考えられています。

日本食品工業学会誌41巻「EPA」藤本 健四郎

関節リウマチに対する抗炎症作用

EPAは抗炎症作用があり、中でも関節リウマチに対しての抗炎症作用が報告されています。関節リウマチは関節が発赤や発熱、腫れなどの炎症を引き起こしている状態です。EPAにはこの炎症を緩和させる効果があります。

オレオサイエンス13巻「シクロデキストリンによる不安定な機能性食品素材の包接安定化」

がん細胞を抑制する効果がある

EPAのがんに対する作用においては、すい臓がんや乳がん、結腸がんや肺がん、 食道がんなどで多くの報告が確認されています。すい臓がんにおいては、がん細胞の増殖を抑制する効果が報告されています。

日本静脈経腸栄養学会雑誌30巻「がんとEPA」溝口 公士/竹山 廣光

うつ病を抑制する

EPAを含む多価不飽和脂肪酸の摂取量が少ない人の方が、うつ病を発症する危険性が上がるという報告や抑うつ症状にあるという報告があります。

とくに女性のほうがEPAの不足でうつの症状を発症しやすく、これには女性ホルモンの影響で女性の方が血中の多価不飽和脂肪酸量が多いことが関連していると考えられています。

総合病院精神医学24巻「ω3系脂肪酸によるレジリエンス向上の可能性」

食品としての利用

EPAは、海洋性動植物に多く含まれています。とくに、青い背をした魚であるサンマやサバ、イワシに多く含まれており、旬の時期にはより多く含まれています。また、ユーグレナにも多く含まれていることが分かっています。

日本食品工業学会誌41巻「EPA」藤本 健四郎

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