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ユーグレナ(ミドリムシ)に含有されているアミノ酸の一つに、プロリンがあります。プロリンは、コラーゲンを構成する主要な原料の一つ。美肌を目指す人にはうれしい成分です。併せて、軟骨の生成にも深く関与している成分なので、関節痛に悩む方々にも必須となるでしょう。不足がちになることが多いとされるプロリンは、食生活はもとより、サプリメントからの摂取も強く推奨されています。

プロリンとは

プロリンとは、人体を構成している20種類のアミノ酸のうちの一つ。「うま味成分」として知られるグルタミン酸が変化することでプロリンが生成されます。体内で自動的に合成される成分であることから、分類上は「非必須アミノ酸」です。

プロリンは、コラーゲンを構成する主要成分の一つとして有名。体内に不足するとコラーゲンの合成が不十分になり、関節痛や皮膚の老化、さらには心筋(心臓の筋肉)の老化を招くと言われているので、普段から十分なプロリンを摂取することが重要です。肉類、魚介類、大豆食品、乳類など、タンパク質を多く含む食材にプロリンは豊富に配合されています。

なお、プロリンは体内で自然に生成される「非必須アミノ酸」ではあるものの、偏った食生活が習慣化している人においては欠乏しがちになる傾向があります。過剰摂取による副作用はないと言われている成分なので、サプリメントからの積極的な摂取が推奨されます(※)。

※プロリンに関わらず、アミノ酸を1日に10g以上摂取した場合、ショック症状を引き起こすリスクがあるとされています。プロリンには、過剰摂取による副作用はないとされていますが、念のため10g以上の摂取は控えてください。

プロリンの効果・効能

様々な効果・効能を持つプロリン。それら効果の中でも、私たちにとって最も嬉しいものは、やはりコラーゲンの合成に関わるものでしょう。コラーゲンの合成が促進されることにより、関節痛の緩和効果や美肌効果が期待できます。

関節の痛みを和らげる効果

関節と関節の間には軟骨が存在し、体重などの負荷に対するクッションのような役割を果たしています。軟骨の主要成分はコラーゲンであり、膝や腰を始めとした関節痛の原因の多くは、コラーゲンの不足です。

プロリンはコラーゲンを構成する主要成分の一つ。十分に摂取することで関節におけるコラーゲンの合成を促進し、関節痛の緩和効果につながると言われています。

美肌効果

ご存知の通り、肌のハリやツヤの基となっている主要な成分はコラーゲンです。コラーゲンの主要成分の一つであるプロリンを摂取することにより、美肌効果が期待できます。

脂肪燃焼効果

胃の消化酵素であるリパーゼという成分には、脂肪を燃焼させる働きがあります。プロリンは、このリパーゼを活性化させることで知られる成分。プロリンが直接脂肪を燃焼させる訳ではありませんが、リパーゼの活性化を通じて間接的に脂肪燃焼効果をもたらします。

プロリンの摂取方法・プロリンが多く含まれる食品

プロリンの摂取方法

プロリンは体内で自動的に生成される非必須アミノ酸の一つですが、タンパク質が少なめの食生活を送っている人においては、プロリン欠乏症になる恐れがあると言われています。

よって、食生活が偏っている人やダイエットで食事制限をしている人は、積極的にサプリメントからプロリンを摂取すべきです。また、通常の食生活を送っていると自覚している人においても、サプリメントの利用を検討したほうが良いでしょう。

プロリンは、心筋の合成に関与しているアミノ酸でもあります。欠乏症に陥ると心筋梗塞のリスクもあるため、意識的にプロリンを摂るようにしてください。

過剰摂取による副作用はないと言われている成分なので、安心してサプリメントを利用しましょう。

プロリンが多く含まれる食品

プロリンは、アミノ酸の一種であり、アミノ酸はタンパク質の構成成分。よってプロリンは、タンパク質を多く含む食品に多めに含有されています。

豚肉のゼラチン質

私たちが一般に食べている食材のうち、最も多くのプロリンを含む食品は豚肉のゼラチン質。豚の皮や骨などを熱加水分解して得られる部分です。調理する際には、特にゼラチンを別途抽出する必要はありません。豚肉を食べれば、必然的にプロリンも多く摂取できます。

小麦

豚肉のゼラチンに次いでプロリンを多く含む食材が、小麦。小麦由来のタンパク質の中には、豊富なプロリンが含まれています。

乳類

チーズやヨーグルト、牛乳などに含まれるたんぱく質の中にも、プロリンは多く含まれています。脱脂粉乳にもプロリンは豊富。

魚介類

魚介類一般には、豊富なプロリンが含まれています。ニボシ、タタミイワシ、スルメ、カツオブシなど、乾燥させた魚介類には特にプロリンが多く含まれています。

大豆食品

豆腐、豆乳、湯葉、凍り豆腐、きな粉、納豆など、大豆の加工食品にもプロリンは豊富。茹でただけの大豆にも、たくさんのプロリンが含有されています。

鶏卵の卵白を筆頭に、卵類には豊富なプロリンが含まれています。

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