健康効果抗アレルギー

ユーグレナがアトピーなどのアレルギー症状を軽減

ユーグレナの持つ優れた健康効果の一つに、ユーグレナがアトピーをはじめとするアレルギー症状を軽減するというものがあります。つらいアレルギーになぜユーグレナが効くのか、そのメカニズムを解読してみましょう。

ここで紹介している効果・効能は、ユーグレナや、そこに含まれる成分に関するものであり、ユーグレナ含有製品の効果・効能を解説するものではありません。

アレルギーはどうして起きるの?

アレルギー物質への過剰な免疫反応

アレルギーとは、アレルギー物質(アレルゲン)への過剰な免疫反応によって自分の身体を傷つけてしまうことを指します。もともと人間の身体には体内への異物の侵入を防ぐバリア機能が備わっているのですが、それが何らかの理由によって破綻してしまい、入り込んでしまった異物に対してヒスタミン、ロイコトリエンなどが放出されることで粘膜や皮膚の炎症といった症状が発生するのです。

参考:一般社団法人日本アレルギー学会「アレルギーを知ろう」
ドクターのコメント

 アレルギーとは、体の免疫システムが、外部の刺激に対して過剰に反応すること。代表的なものに、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなどがあります。対策としては、まずアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が体内に入ってくるのを防ぐことと、周りにあるアレルゲンを除くこと。すなわち、原因となる食材を摂らないようにしたり、ダニや花粉などの原因物質をブロックすることです。また、ストレスが症状を悪化させるといわれているので注意が必要です。休めるときには休んでリラックスし、ストレスをためないように心がけましょう。

成城松村クリニック
松村 圭子 院長

ユーグレナが免疫バランスを改善

パラミロン摂取によって免疫バランスが変化

ユーグレナ社が行った実験によって、ユーグレナに含まれるパラミロンを摂取することで免疫バランスの偏りによる疾患を予防できる可能性が示唆されました。

その実験方法とは、1日1gのパラミロンを8週間継続的に摂取するというもの。8週間経過後に採血して免疫力測定検査を行った結果、血液中のリンパ球において「細胞性免疫系のサイトカイン(IFN-γ)」の増加と、「液性免疫系のサイトカイン(IL-4)」の減少が見られたとのこと。

参考:株式会社ユーグレナ「パラミロンの継続摂取による免疫バランス調整機能に関する特許出願のお知らせ」

さまざまなアレルギー症状を緩和

パラミロンの摂取がアトピー症状に効果

鳥取大学で行われた実験では、ユーグレナに含まれるパラミロンの摂取によってマウスのアトピー性皮膚炎が緩和されるという結果が報告されています。

実験方法は、粉末状のパラミロンをマウスのエサに混ぜ、そのマウスにアトピー性皮膚炎を発症させるというもの。結果、発症までに摂取させたパラミロンの量が多いほど皮膚炎が抑えられ、血清IgE(免疫反応に応じて産生されるたんぱく質)も抑えられたそうです。

参考:(PDF)Akihiko SUGIYAMA,Sayaka HATA,Kengo SUZUKI,Eriko YOSHIDA,Ryohei NAKANO,Sharbanee MITRA,Ryo ARASHIDA,Yuta ASAYAMA,Yukinori YABUTA and Takashi TAKEUCHI「Oral Administration of Paramylon, a β-1,3-D-Glucan Isolated from Euglena gracilis Z Inhibits Development of Atopic Dermatitis-Like Skin Lesions in NC/Nga Mice」[pdf]

スギ花粉症の症状緩和を示唆

兵庫県立大学と株式会社ユーグレナによって、ユーグレナがスギ花粉症に与える影響を確認する実験が行われました。

実験の内容は、スギ花粉症を発症させた花粉症モデルマウスに、エサに混ぜたユーグレナを食べさせるというもの。ユーグレナを与えられたマウスは、花粉症の症状を表す鼻掻き行動の割合が低下したそうです。この結果から、ユーグレナがスギ花粉症の症状を緩和させる可能性が示唆されました。

参考:(PDF)小泉未希,吉井唯,湯浅正洋,澤村弘美,渡邊敏明,吉田絵梨子,鈴木健吾「スギ花粉モデルマウスにおけるユーグレナの効果についての検討」[pdf]

ユーグレナを摂取するには?

ユーグレナを配合した商品にはさまざまなものがありますが、オススメはサプリメントです。ユーグレナの効果をしっかりと引き出すためには、毎日推奨摂取量である1000mgを摂取し続けることが重要。そのため、成分含有量やコストパフォーマンスに優れたサプリメントが最適なのです。

とはいえ、様々な健康・美容効果で注目の成分であるユーグレナは、サプリメントだけでも非常にたくさんの商品が発売されています。価格や形状の違いなどをしっかりと見比べて、自分にぴったりの商品を選びましょう。下記ページではユーグレナの選び方解説やコスパ比較などをわかりやすくまとめてみます。ぜひ、ユーグレナサプリ選びに活用してみてください。

ユーグレナサプリの徹底比較を見る

ユーグレナサプリ1か月体験レポート

ユーグレナサプリを飲んで、花粉症改善にチャレンジ!

花粉症に悩まされている方に、1か月間ユーグレナサプリを試してしてもらいました。長年の悩みに変化はあったのでしょうか? 体験レポートをチェックしてみましょう。

Aさん 30代

Aさん 30代

筋金入りの花粉症を改善したい!

お悩み

小学生の頃から花粉症に悩まされていました。1年中薬飲むのが嫌で、なんとか症状が改善できないかと色々試した結果、たどりついたのがユーグレナサプリでした。

 
体験レポート

通年薬を飲み続ける生活から脱したくて、花粉症に効くと聞いたものを色々試すものの、どれも効果を感じることはありませんでした。「結局、薬で症状を抑えるしかないのか…」と半ば諦めかけていた時にこのサプリの存在を知りました。
食事も生活習慣も偏っていたので、栄養素が多く含まれているこのサプリを試してみることに。最初に感じたのは、肌の調子が良くなったこと。体の中から働きかけてくれることを実感しました。

アレルギー治療専門外来について

病院のアレルギー専門外来では、かぶれ(接触皮膚炎)や薬剤アレルギー、食物アレルギー、金属アレルギーなどの原因を詳しく調査し、その結果に応じた治療が行われます。

アレルギーの原因は多種多様で、身の回りにあるあらゆるものが原因(アレルゲン)になり得る為、まずは一体何が原因であるのかを解明することが、アレルギー治療には欠かせません。

アレルギー専門外来で取り扱われる疾患

かぶれ(接触皮膚炎)

かぶれ(接触皮膚炎)は、アレルゲンに接触した部分が、1~3日後に赤くなり、腫れたりかゆくなったり、場合によっては水ぶくれなどを引き起こしたりする症状です。かぶれの原因には、うるしのような植物や、化粧品、医薬品、金属といった様々なものが考えられます。

かぶれの治療では、原因物質の特定と、それを遠ざけることが最重要。その為にパッチテストが行われます。

薬剤アレルギー(薬疹)

薬剤アレルギー(薬疹)とは、医薬品がアレルゲンとなって引き起こされるアレルギー症状です。

貼り薬や塗り薬といった外用薬により、皮膚に発疹やかゆみといった症状を生じることが多いのですが、呼吸器や胃腸、肝臓などの内臓に症状が現れることもあります。また、内服薬や注射薬がアレルゲンとなる場合も。

薬剤アレルギーは、何らかの薬を使用している間や、新しい薬を使用してから1週間以内に異常が生じた場合に、その可能性が疑われます。しかし、人によっては長期間ずっと使い続けてきた薬やサプリメントなどによって、ある日突然アレルギー症状が引き起こされることもあり、油断することはできません。原因を突き止められずに使用が続けられた場合には、高熱や意識障害といった症状が現れ、最悪の場合は命に関わる恐れもあるので、何の薬や成分が原因であるのかを解明することが先決です。

なお、アレルゲンとなっている薬が病気の治療のためにどうしても必要な患者には、別の薬による代替治療など、新たな治療計画を考えることが不可欠です。

食物アレルギー

特定の食材や食品を食べた際、その直後から数時間後に、じんま疹や腹痛、鼻水、咳、下痢といった症状が現れた場合、食物アレルギーを疑うべきかも知れません。

日本人に多い食物アレルギーの原因としては鶏卵や牛乳などが挙げられ、これに大豆・小麦・米を加えて「5大アレルゲン」と呼ばれることもあります。ただし、実際には大豆や米がアレルゲンとなる割合はそれほど高くなく、年代によってもアレルゲンの傾向は異なります。

5大アレルゲンの他にも、ソバやピーナッツ、エビ・カニなどの魚貝類、フルーツ、野菜など、様々な食材がアレルゲンとなりうるため、実際は様々な原因物質によって食物アレルギーが引き起こされているのが現状です。

また、食物アレルギーと似た症状として「食物不耐症」があります。食物不耐症とは、例えば体質的に乳糖を消化・吸収できない人が乳糖を含む食品(牛乳など)を摂取した際に、牛乳アレルギーのように下痢を引き起こすといった症状です。見た目の症状が似ているものの、食物不耐症と食物アレルギーでは作用原因が根本的に異なる為、混同しないように注意しなければなりません。

食物アレルギーがひどい人だと全身性のショック症状(アナフィラキシーショック)が引き起こされ、直ちに治療をしなければ死に至ることも。そんな事態を避けるためにも、自分にとって何がアレルゲンとなるのかを確かめておくことが極めて重要です。

金属アレルギー

金属アレルギーは、特定の金属を身につけたり、それに触れたりした際に引き起こされるアレルギー症状です。原因としては、金属が汗や唾液と接触することでイオン化し、体内に吸収されてタンパク質などと反応した結果、アレルギー反応が引き起こされるというものがあります。

金属アレルギーは、ただ金属に触れただけでは症状が現れないこともあり、すぐに自分が金属アレルギーであると気付かない人も少なくありません。また、メッキ加工された金属アクセサリーや、結婚指輪などをずっと着用していることで、金属アレルギーを発症することもあります。

金属アレルギーの原因物質によっては、アクセサリー類だけでなく、歯の詰め物や食器などを見直さなければならなくなるケースも。アレルギー症状が現れたら、発症原因の追及を確実に行うことが必須です。

アレルギー専門外来で受けられる検査

パッチテスト

パッチテストとは、原因と疑われる物質を検査用の絆創膏やガーゼに染み込ませ、それを皮膚に貼り付けることで、アレルギー反応が生じるかどうかを確認する検査です。

パッチテストは主に、かぶれや薬剤アレルギー、金属アレルギーといった症状の原因を探るために行われ、種類や症状の程度によっては、結果が出るまで数日~1週間ほどかかります。

プリックテスト

薬剤アレルギーや食物アレルギーのアレルゲンを特定するための検査が、プリックテストです。

その方法は、アレルゲンと疑われる物質を、専用の針で皮膚に刺して体内へ入れて、その反応を調べるというもの。なお、アナフィラキシーショックを起こす恐れがあるケースでは、病院に入院した上で検査を行う必要があります。

内服テスト

内服テストは、薬剤アレルギーや食物アレルギーの原因を特定する際に、パッチテストやプリックテストなどと併用されることがある検査です。

内服テストでは、原因と疑われる薬剤や食材を微量だけ服用し、それから徐々にその量を増やしていって、アレルギー症状が現れるかどうかを確かめます。

内服テストにおいても、アナフィラキシーショックを起こす恐れがある場合には、病院に入院した上で検査を行う必要があります。

鼻汁好酸球検査

例えばアレルギー性鼻炎では、多くの患者において、鼻汁の中に特定の細胞(好酸球)が増加するという現象が起きるため、患者の鼻汁を採取して好酸球の量を調査します。

薬剤によるリンパ球刺激試験(DLST)

血液を採取して血中に存在する好酸球などの量を調査する方法であり、特に薬剤アレルギーのための検査をDLSTと呼ばれます。

内服テストが危険だと判断される場合にDLSTが用いられることもありますが、薬剤アレルギー患者におけるDLSTの陽性率は約4割程度と言われ、さらに擬陽性などの問題もあるため、検査結果は慎重に判断されなければなりません。

特異的IgE抗体検査

血液を採取して、抗原に反応するIgE抗体の種類や量を調べる検査です。ホコリやダニといったハウスダストによるアレルギーなのか、スギやイネの花粉といった季節限定のアレルギーなのか、その程度などが調べられます。

アレルギーの治療方法

アレルギーの治療方法としては、その原因や症状の強さによっていくつかの方法があります。

抗原除去

アレルギー症状を改善する上で最重要なのが、アレルゲンを遠ざけることです。症状そのものの治療ではないものの、ひとまず症状を抑えるために最も有効な手段であり、予防法と言えるでしょう。

減感作療法(免疫療法)

減感作療法とは、アレルゲンを少しずつ体内に投与して、体をアレルゲンに慣れさせていく治療法です。

成功すれば根治が望める治療法ですが、効果が現れるまでに長い期間が必要となり、激しいアレルギー反応などの副作用が現れるリスクもあるため、きちんとした病院で専門医に管理された上で治療を行わなければなりません。

薬物療法

抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)や、ステロイド剤、血管収縮剤などを使って、アレルギー反応を抑えたり、緩和したりする治療法です。

手術療法

アレルギー性鼻炎などの患者では、鼻の粘膜を焼くレーザー手術や、神経切断手術、鼻腔構造改善手術などによって、アレルギー反応を起こりにくくするという治療が行われることもあります。

ただし、症状や原因によって適した手術法や、そもそも手術によって改善が見込めるかどうかが変わるので、高い技術と専門性を兼ね備えた医師に相談することが重要です。

アレルギー治療を受けられる病院

アレルギー専門外来を設置

東京都文京区にある日本医科大学附属病院では、アレルギー専門外来が設置されており、様々なアレルギー検査や専門治療を受けることが可能です。

日本医科大学附属病院

日本医科大学附属病院 https://www.nms.ac.jp/hosp.html
  1. 院長:汲田 伸一郎
  2. 住所:東京都文京区千駄木1-1-5
  3. TEL:03-3822-2131
  4. 診療受付時間:
    平日 8:00-11:00 / 11:30-15:00
    平日 8:00-11:00 / 11:30-14:00
  5. 休診日:日曜・祝祭日、
    年末年始(12月30日〜1月4日)、
    創立記念日

症状に応じて手術療法も行う

大阪府豊中市にある岩野耳鼻咽喉科サージセンターでは、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状に対して、様々な検査や薬剤治療だけでなく、症状に応じた手術療法が行われています。

医療法人かくいわ会
岩野耳鼻咽喉科サージセンター

岩野耳鼻咽喉科サージセンター https://www.iwano-jibika.or.jp
  1. 診療科目:耳鼻咽喉科
  2. 院長:岩野 正
  3. 住所:大阪府豊中市服部元町1-10-19
  4. TEL:06-6862-2910
  5. 診療時間:平日 8:30-11:30、15:30-18:30
    土曜 8:30-12:30
  6. 休診日:木曜・土曜午後、日曜、祝日

スギ花粉症患者には舌下免疫療法も可能

岐阜県関市にあるさいとうクリニックでは、皮下注射による一般的な減感作療法だけでなく、12歳以上のスギ花粉症患者の場合は、舌の下から薬剤を吸収させて、自宅にいながら痛みもなく治療が続けられる「舌下免疫療法」を受けることも可能です。

耳鼻咽喉科・アレルギー科
さいとうクリニック

さいとうクリニック http://www.saitoclinic.jp/
  1. 診療科目:耳鼻咽喉科
  2. 院長:齋藤 正治
  3. 住所:岐阜県関市明生町5-1-39
  4. TEL:0575-23‐8741
  5. 診療時間: 9:00-12:00、15:30-18:30
  6. 休診日:水曜・土曜午後、日曜、祝日

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