イヌリンとは

ユーグレナサプリメントには、食物繊維の一種であるイヌリンが含まれたものが販売されています。イヌリンは、どのような効果を期待できる成分なのでしょうか。その特徴や機能、安全性について詳しく調べました。

イヌリンの特徴

イヌリンは、ヒトが消化・吸収することが難しい、難消化性の食物繊維のひとつです。食物繊維には、不溶性のものと水溶性のものがあり、イヌリンは水溶性の食物繊維です。不溶性食物繊維は、いわゆる「繊維質」としてイメージされるものが多く、野菜など植物の細胞壁の成分であるセルロースがこれにあたります。一方、イヌリンをはじめとした水溶性食物繊維は、寒天の主成分であるアガロースやコンニャク芋の成分であるグルコマンナンなどが例として挙げられます。ヒトの腸内では、直接吸収されることはありませんが、ビフィズス菌などの善玉菌のエサとして利用されているのです。

チコリーやキクイモなどに多く含まれているイヌリンですが、より身近な野菜としてはゴボウやタマネギ、ニンニクなどにも含まれています。植物は光合成によって糖やデンプンなどの栄養素を作り出し、根や茎に貯蔵していますが、イヌリンも同様に作り出された糖が繋がりあってできており、植物のエネルギー源として蓄えられていると考えられています。

イヌリンの効果

イヌリンは1804年に分離発見され、欧米において19世紀から糖尿病の患者食として活用されてきました。古くから親しまれ、有効性が認められてきたイヌリンの代表的な効果は以下の通りです。

血糖値やコレステロールの低下

Ⅱ型糖尿病患者に対するイヌリンサプリメントの投与実験では、体重・血圧・血糖値・HbA1c・血中コレステロール・血中中性脂肪が有意に低下することが示され、イヌリン含有食品の生活習慣病改善作用が示唆されました。

ミネラルの吸収を促す

パパイヤ亜鉛含有食品のラットに対する摂取実験では、イヌリンを添加したエサを与えたグループにおいて有意に血中亜鉛濃度が上昇していることが確認されました。また、ラットに対するグルコン酸銅の摂取実験、ヒトに対するグルコン酸カルシウムの摂取実験においても、同様にイヌリンを添加したものとしていないもので比較し、イヌリン摂取グループで吸収率が増大していることが確認できました。

便通を良くする

高齢の便秘症患者に対してイヌリンの摂取実験を行なったところ、10例中7例が1週間以内に便秘改善し、排便回数が増加、便も柔らかくなったことがわかりました。最終的に9割の患者に何らかの改善効果がみられています。さらに、IBS(過敏性腸症候群)の患者に対する投与実験では、腹痛症状や腹部膨満感の改善、便秘型IBS患者における便通の改善、さらに睡眠(QOL)の改善がみられました。IBS患者は腸内のビフィズス菌が少ないことがわかっており、イヌリンのプレバイオティクス効果として、腸内環境の改善に寄与したと考えられます。

イヌリンの安全性

イヌリンは食品添加物ではなく、食品として認められている成分。普段から食べている野菜類にも含まれるため、安全性は高いといえるでしょう。一方で、大量に摂取する場合は、体調によっては注意が必要です。小腸で吸収されずに大腸まで到達するため、一度にたくさん摂取しすぎると下痢を起こす可能性があるといわれています。

難消化性の糖質という意味ではオリゴ糖に近い成分であるイヌリンですが、メーカーからは「副作用が出ない量についての研究例においてオリゴ糖では体重1kg当り一日おおよそ0.3~0.4㎏、食物繊維は0.7~1.1gとの報告があり、オリゴ糖はその浸透圧によって一過性下痢が誘発される可能性が食物繊維よりも高い可能性があります」と示されており、多量の摂取を避けて適切な量のサプリメントを使用する分には大きな問題はなさそうです。

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