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クロレラやスピルリナとどう違う?

クロレラやスピルリナとどう違う?(イメージ)
共通するのは「藻」の仲間であること

ユーグレナ」は5億年以上前に地球上に誕生したといわれる藻の仲間で、体長は0.05mmほど。光合成で栄養素を作り出す植物性と、細胞を変形させて移動する動物性を兼ね備えています。

「クロレラ」は細菌に次いで誕生したといわれる微生物で、野菜の10倍もの葉緑体によって光合成を行い、驚異的な繁殖力で増殖していく強い生命エネルギーを持つ藻の一種として知られています。

「スピルリナ」は30億年前から存在している古い藻の仲間で、螺旋状(スパイラル)の形をしていることから命名されました。熱帯の湖に生息し、非常に生命力の高い微生物として研究が重ねられています。

ユーグレナとスピルリナとクロレラの違いについて

似ているようで違う、3つの微生物

ユーグレナとクロレラ、スピルリナは、いずれも太古の昔から地球に存在していた微生物で、緑色をしていること、光合成で50種類ほどの豊富な栄養素を作り出すこと、さまざまな健康効果があることなど多くの共通点があります。ではそれぞれの違いとはなんでしょうか?

たとえば誕生時期は、35億年以上前に誕生したスピルリナが最も古く、最も新しいユーグレナとはじつに30億年という差があります。また形はユーグレナが紡錘形、スピルリナが螺旋形、クロレラが球体で、サイズはスピルリナが0.3〜0.1mmと最も大きく、ユーグレナの約10倍、クロレラの約100倍以上と大きさもさまざま。

その他の違いについては、次にくわしくご紹介しましょう。

ユーグレナと
スピルリナとクロレラの比較表

ユーグレナ・クロレラ・スピルリナを比較しよう

  ユーグレナ クロレラ スピルリナ
誕 生 約5億年前 約20億年前 約35億年前
大量培養
完成時期
2005年 1951年 1975年
光合成 光合成でデンプンを作る 光合成でデンプンを作る 光合成でグリコーゲンを作る
分 類 ユーグレナ藻類 緑藻類 藍藻類
紡錘形 球体 螺旋状
黄緑色 緑色 青緑色
大きさ 約0.03〜0.05mm 直径約0.002〜0.01mm 長さ0.3〜0.5mm
消化吸収 93.10% 2時間で65% 2時間で95%
便の色 緑便になりにくい 緑便になりやすい 緑便になりにくい
風 味 苦味がある 抹茶風味 海苔風味
自然界での
生育環境
淡水(海水で生息する種類もあり) 淡水(光の少ない場所でも生育可能) 熱帯の塩湖(強アルカリ)
乳酸菌活性化 あり 不明 あり
栄養素の特徴 栄養素のバランスがよい。パラミロン、DHA、EPAを含む。 栄養バランスがよい。 良質なタンパク質が多く、ビタミン・ミネラルのバランスがよい。核酸、SOD酵素、葉緑素、フィコシアニン、βカロテンなどの含有率が高い。ビタミンCが少ない。

ユーグレナとスピルリナとクロレラの特徴

ユーグレナ:人間に必要な栄養素のほとんどを備えた奇跡の生物

ユーグレナの誕生は約5億年前で、人類が発見したのはわずか400年前という、3つの中では最も歴史が浅い存在です。動物であり植物であるという独特の生態を持ち、人間が生きるために必要な栄養素のほとんどを含むという栄養価の高さ、細胞壁がなく消化吸収率が93.1%と極めて高いこと、さらに様々な効果が期待される独自成分パラミロンなどが大きな話題に。

やがて2005年に東京大学のベンチャー企業・ユーグレナ社が世界で初めてユーグレナの大量培養に成功すると、健康・医療分野での商品化が一気に加速し、新世代の健康成分として一大ブームを巻き起こしました。

スピルリナ:古くから食用とされてきた熱帯の栄養食

3つの中で最も長い歴史を持つのがスピルリナ。約35億年前に誕生した藻の一種で、地球上で最も古い生物の一種と言われています。アフリカや中南米の湖に生息しており、古くから地元の人々に栄養源として食用されてきました。

スピルリナの大きな特徴は、生物のエネルギー源であるグリコーゲンを光合成によって作り出すこと。他の2つは光合成でデンプンを作りますが、スピルリナにはグリコーゲンを作ることで消化吸収を早めるという効果があります。

1967年にこうしたスピルリナの優れた栄養価などが世界的に発表され、注目の健康成分として商品化が進みました。

クロレラ:驚異的な増殖力を持つ栄養補給源

クロレラは約20億年前の先カンブリア紀から生息している、直径わずか0.002mm〜0.01mmという小さな小さな球状の藻です。この極小の植物にはすさまじい生命力が宿っていて、体内に持っている葉緑素は一般的な野菜の10倍、光合成の能力も他の植物の数十倍高いといわれています。

また20時間で4分裂するという驚異的な増殖力を持ち、強い細胞壁に守られて絶滅することなく長い歴史の中で生き残ってきました。そんなクロレラにはアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素がバランスよく含まれており、第一次大戦中から大量培養されるなど、古くから栄養補給源として利用されてきました。

ユーグレナはサプリメントに最適

優れた吸収効率と栄養バランス

上記の通り、ユーグレナ、クロレラ、スピルリナは豊富な栄養素を含んだ藻の仲間。その中でもユーグレナだけが動物的な性質を持っており、消化吸収率や栄養バランスにおいては他の2つより優れていると言えます。こうした特徴を持つユーグレナは、サプリメントとして摂取するのがおすすめ。日常生活で不足しがちな栄養素を効率的に取り入れることができるのです。もちろん他の摂取方法を試すのも楽しそうですが、コストや手間を考慮すると続けやすいのは断然サプリメント。サプリメントにも種類がたくさんあるので、その中から自分に合ったサプリメントを見付けてみましょう。

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