ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる代表的なアミノ酸「ヒスチジン」。成長促進効果やダイエット効果など、様々な働きがあるとされる注目の成分です。「ヒスチジン」は、動物性タンパク質を含むバランスの取れた食生活を送っている限りは、欠乏症に至る恐れのない成分。逆に食生活が乱れがちな人やダイエット中の人などは、「ヒスチジン」の欠乏症に陥る恐れもあるので注意しなければなりません。子供の成長に深く関与している成分なので、特に乳幼児に対しては、乳製品などを通じて積極的な摂取を促していきましょう。
ヒスチジンとは、人の体を送製している20種類のアミノ酸のうちの一つ。大人に成長すれば、体内でヒスチジンを自然に生成することができるようになりますが、子供のうちは十分な量のヒスチジンを体内で作りだすことができません。成長に不可欠なアミノ酸でもあるため、特に子供の時期においては積極的に摂取すべき成分として推奨されています。
ヒスチジンは魚介を筆頭に、豚肉や牛肉、鶏肉などに含まれる動物性タンパク質に豊富に含まれています。また大豆食品や乳製品におけるヒスチジンの含有量も豊富です。
日頃から好き嫌いなくこれら食材を摂っている人においては、ヒスチジンが欠乏することはまずないでしょう。乳児期においては、ミルクや豆腐などを通じ、積極的にヒスチジンを摂取させるようにしてください。
なお、ヒスチジンは体の健康維持のために不可欠なアミノ酸である一方、過剰摂取によるいくつかの副作用も報告されています。
重要な副作用の一つが、アレルギー症状の誘発です。体がアレルギー反応を示している時、細胞からはヒスタミンが多く分泌されていますが、ヒスタミンはヒスチジンの合成物。過剰摂取することにより、血中のヒスタミン濃度が上昇し、アレルギー症状を悪化させる恐れがあるので、特に体質上の問題がある人は注意しなければなりません。
また、ヒスチジンを多く含んだ食品を常温で長時間放置した場合、食品内でヒスタミンの生成量が急増する恐れがあるので要注意。ヒスタミンを多く含んだ食品を口にすると、食中毒を起こすこともあります。
体の成長や健康維持に不可欠なヒスチジン。様々な働きがあることが報告されていますが、中でも特に注目したいのが「成長促進効果」「血管拡張作用」「ダイエット効果」の3点です。
上述の通り、ヒスチジンは子供の成長に深く関与しているアミノ酸。大人とは違い、子どもは体内で十分な量のヒスチジンを作り出すことができないため、ミルクや大豆食品などを通じてしっかりとヒスチジンを摂らせるようにしましょう。
ヒスチジンには、血管拡張作用があるとされています。血圧を下げる働きや、慢性関節炎の鎮痛など、血管拡張に伴う様々な効果・効能が期待できるでしょう。
ヒスタミンに変換されたヒスチジンは、脂肪細胞を刺激して脂肪細胞を燃焼させる働きがあります。併せてヒスチジンには食欲を抑制する働きもあるとされているため、二重の側面からダイエット効果をもたらす成分として期待されています。
魚介類、肉類、乳製品、大豆食品などを平均的に食べている人においては、必然的に適量のヒスチジンを摂取していることになります。
1日におけるヒスチジンの必要摂取量は、体重60kgの人で600mg程度。マグロの刺身に換算すれば40g程度です。無理なく摂取できる量でしょう。
ただし、日ごろから動物性タンパク質や大豆食品などを食べる習慣がない人は、ヒスチジン不足に陥る恐れがあるので要注意。普段の栄養バランスに自信がない人、ダイエットなどで食事制限を行なっている人については、サプリメントでヒスチジンを追加補充したほうが良いかも知れません。
逆に、すでに説明した通り、ヒスチジンの過剰摂取は思わぬ健康障害をもたらすリスクがあります。少なすぎず、多すぎず、適切な量を摂取することが大切です。
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