ユーグレナに含まれるアミノ酸の一種リジン。魚介類や肉類に多く含まれており、疲労回復作用や肝機能を向上させる栄養素です。ここではリジンの特徴や効能を分かりやすく紹介します。
ユーグレナに含まれるアミノ酸の一種リジン。魚介類や肉類に多く含まれており、疲労回復作用や肝機能を向上させる栄養素です。ここではリジンの特徴や効能を分かりやすく紹介します。
リジンは9種類ある必須アミノ酸の中の1つです。疲労回復、集中力アップ、肝機能を高めるなど健康面で重要な働きをしています。必須アミノ酸は体内で作り出すことができないので、外から摂取しなければなりません。
このリジンは人間の体を構成しているタンパク質の中に約2~10%含まれています。米や小麦、とうもろこしなどの穀物にはほとんど含まれておらず、大豆製品や乳製品、魚介類や肉類などに含まれているのが特徴です。動物性たんぱく質に含まれている場合が多いので、普段の食生活で、不足することはほとんどありません。普段穀物を中心に食事している方は、リジンを取り入れ栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
リジンが不足すると、体にさまざまな症状が表れます。リジンには疲労回復作用があり、溜まった疲れを回復させる力を担っているため、不足すると疲れが取れず集中力が低下することも。また、肝臓の機能性を高める効果が期待できることから、不足すると血中のコレステロールや興和脂肪が増加。肝機能障害が発生するケースも考えられます。そのほか、目が充血する、吐き気・めまいがする、貧血になるなどの症状が表れる場合もあるようです。男性の場合、高齢になると若い頃よりも、必要なリジンの量が多くなります。そのため、積極的にリジンが含まれた食品を摂るのがベストです。
細胞を増殖、再生する力によって、たまった疲労を回復させるリジン。疲れたときに摂取することで、疲れた体を元気にしてくれます。また、疲れを回復させるのに欠かせない「ブドウ糖」の代謝を良くする力も併せ持っている成分です。
集中力や疲れに良いとされるブドウ糖をエネルギーへと変換させる効果が期待できます。変換したエネルギーは脳を活性化させ、集中力をアップさせるのです。ブドウ糖をエネルギーに変換できないと、イライラして集中力がなくなるので、「最近集中できない」という方はリジン不足かもしれませんね。
ブドウ糖のほか、カルシウムの吸収も促進します。カルシウムは骨や歯を形成するのに必要不可欠な成分です。またカルシウム不足の予防にも役立ちます。
肝機能の健康を保つ効果が期待できるリジン。アルコール摂取で機能が低下してしまった肝機能を高める力ももっています。普段多量にアルコールを摂取している方やアルコールを摂取する機会が多い方は、肝機能を高めるため積極的にリジンを摂取するようにしましょう。
免疫力をアップさせて、感染症への抵抗力を上げる効果が期待できます。十分に摂取できていると、唇にできるヘルペスをはじめとした単純湿疹を予防できるのです。
リジンは三大成人病の1つである脳卒中の発症率を低下させる効果が期待できます。血圧を降下させ、動脈硬化を予防してくれるのです。
健康的な毛髪を維持する効果が期待できるリジン。発毛の正常サイクルをサポートする力をもっているため、既に生えている髪を維持しながら、健康的な新しい髪の毛を生やすのを助けてくれます。毛根の働きを活性化する働きによって、抜け毛も予防してくれるのです。
抜け毛抑制効果が期待できることから、最近は育毛剤にも含まれるほど、毛髪と深い関わりがあることがわかっているのです。実際に海外で行われたリジンと抜け毛・薄毛の関係性を調査する研究において、効果が期待できることが明らかになっています。
抜け毛の原因はやストレス、加齢などさまざま。リジンはこのストレスや加齢などによって発生する毛髪トラブルを解決してくれる強い味方です。常に美しく丈夫な髪をキープしてくれるでしょう。
リジンは必須アミノ酸なので、体内でつくることができません。そのため、食品から摂取する必要があります。リジンが多く含まれている食品は魚介類や豆類などさまざまですが、中でも含有量が多いのはトビウオの煮干し。100gで7300mgのリジンが含まれているそうです。疲れが取れない人や免疫力を付けたい人などはリジンが含まれた食材を積極的に摂るようにしましょう。また、リジンは抜け毛を予防する効果も期待できるので、薄毛や抜け毛が気になる方もリジンを摂ってみてくださいね。
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