ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる成分の中に、ナトリウムがあります。ナトリウムと聞くと「食塩」のイメージがあるかと思いますが、確かにナトリウムは食塩に含まれる主要成分の一つ。ただし「食塩=ナトリウム」という訳ではないので、誤解のないようにしてください。ナトリウムは、主に私たちの筋肉の動きにおいて重要な役割を果たすミネラル。汗をかくとナトリウム不足になることがありますが、運動後、足がつることが多い理由の一つは、ナトリウム不足です。
ナトリウムとは、食塩に含まれる主要成分の一つ。カルシウムやマグネシウム、リン、カリウムなどと共に、人間が生命維持活動を営むうえで欠かせないミネラルです。
「食塩=ナトリウム」というイメージがありますが、正確に言うと「食塩(g)=ナトリウム量(g)×2.54」。公式を覚える必要はありませんが、「食塩=ナトリウム」ではないことは覚えておきましょう。
一般的に、塩分の摂り過ぎは健康を害するとされており、昨今、スーパーなどでは減塩食品を多く見かけます。確かに塩分の摂り過ぎは動脈硬化、高血圧、脳卒中、心臓病などの要因の一つとなるため、過剰摂取は避けるべきでしょう。ただし、大量に発汗した後などには一時的にナトリウム欠乏の状態になることがあるので、運動する際や夏場などには、こまめにナトリウム補給をすることが大切です。
「食塩に含まれる主要成分」という理由で、なんとなく悪者扱いされることが多いナトリウム。しかし実際には、我々人間はナトリウムなしで健康な体を維持することはできない仕組みになっています。確かに摂り過ぎは問題ですが、欠かす事のできない物質であることは間違いありません。
脳から下された情報は、神経組織を経由して体の末端まで伝えられます。この際、神経間で情報を伝達する役割を担っているのが、ナトリウム。
厳密に言うと、ナトリウムイオンとカルシウムイオンが入れ替わることで電気信号が発せられ、この電気信号により神経間で情報が交わされます。
ナトリウムが不足すると神経間での電気信号がスムーズに行われず、体の正常な動きに支障をきたします。
細胞の外側にはナトリウムが存在し、細胞の内側にはカリウムが存在します。
脳からの指令によって筋肉を動かす際、細胞の外側のナトリウムは細胞内に侵入。これにより筋肉細胞が緊張して収縮し、筋肉が動くしくみになっています。
ナトリウムが不足すると、筋肉を自由に動かすことができなくなったり、筋肉が痙攣を起こしたりすることがあります。いわゆる「足がつる」という現象は、ナトリウム不足による筋肉の痙攣が原因の一つです。
味噌や醤油などを多用し、食塩を多く含むパンや麺類を多く食べたる日本人は、ナトリウム欠乏症になることは、まずありません。
厚生労働省によると、成人男女における1日のナトリウム摂取量の目安は600mg。食塩相当量に換算すると1.5gとなります。一般的な食事を摂っている限り、日本人の成人における1日の食塩摂取量が1.5gを下回ることはまず考えられません。
むしろ懸念すべきは、欠乏よりも過剰摂取。ナトリウムの過剰摂取が長く続いた場合、動脈硬化等の様々な体の不調を招く恐れがあるからです。塩辛いものが好きな人は、特に注意が必要でしょう。
なお、夏場の暑さによる発汗や、運動後の発汗によって、一時的に体がナトリウム不足に陥ることがあります。汗をよくかく時は、ナトリウムが含まれたスポーツドリンクなどをこまめに飲んだり、ナトリウムを含むサプリメントを摂取したりするのが良いでしょう。
すでに説明した通り「ナトリウム=食塩」ではありません。ただし、食塩の主要成分がナトリウムであることは確かなので、必然的に、塩を多く含む食品にはナトリウムが多く含まれる、ということになります。
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