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動物としての活動に必要な栄養分を植物のように自給自足して、細胞内に蓄積しているユーグレナ(ミドリムシ)は、それだけで総合的に人の健康をサポートする「万能サプリ」としても期待されています。

さて、それではもっと具体的に、ユーグレナが万能サプリとして有益とされている理由について考えていきましょう。

ユーグレナサプリが“万能サプリ”と呼ばれる理由

食生活の改善には栄養バランスを考えることが大切であると言われるように、人が生きていく為には、多種多様な成分が必要です。例えば、そもそも体を作ったり、様々な生体機能をコントロールしたりする為のタンパク質(アミノ酸)。エネルギーとして、体の活動を支えている炭水化物(糖分)。それらの他にも、体内で幾つもの代謝活動に深く関与している必須脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)や、細胞の働きをサポートするビタミン・ミネラル等々、数え上げればきりがありません。

しかし、これらの栄養素をたった1つの食材から摂取しようとしても、なかなか上手くいかないことが一般的です。

ユーグレナにおける最大の特徴は、「動物として生存する為の栄養分と、植物のように活動する為に必要な成分を、同時に生産する」というハイブリッド機能です。つまり、大げさに言えば、ユーグレナを食べることは、肉と野菜を一緒に食べているようなものとなるでしょう。

もちろん、実際にユーグレナだけを食べることで、人が生活していく上で必要な栄養量の全てを完璧にまかなうことは、難しいと言わざるを得ません。

ですが、あくまでも栄養補助食品であるサプリメントとして見た場合、通常の食生活ではなかなか維持していくことが難しい栄養バランスの不足分を補うものとして、ユーグレナは非常に優秀です。

だからこそ、「数あるサプリメントの中から1種類だけを選ぶのであれば、ユーグレナにする」という人がいるように、“万能サプリ”としての期待も高まっているのでしょう。

ユーグレナに含まれている栄養分

実際、ユーグレナや、それを含むサプリにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。

ここでは59種類もの栄養分を持つというユーグレナにおいて、特に代表例とされる成分について解説します。

パラミロン

ユーグレナは「パラミロン」と呼ばれる糖類を生産します。パラミロンは、人体のエネルギー源としても働くブドウ糖(グルコース)が大量に繋がった多糖類で、水に溶けない細かな顆粒としてユーグレナの細胞内に蓄積されており、またユーグレナに固有の成分だとされています。

このパラミロンについては数多くの研究が為されており、腸内の余分なコレステロールを排泄するサポートをしたり、免疫機能に関与する「サイトカイン」の生産システムの活性化にも関与していたりと、有効性を示唆する報告も少なくありません。

ビタミン

ユーグレナはビタミンB1、B12を除いた、全ての「水溶性ビタミン」を細胞内で合成することが可能だとされています。また、ビタミンB1、B12に関しても、周囲から取り込んで蓄積するという機能を備えていることが分かっています。

さらに、ユーグレナは「脂溶性ビタミン」の1つであるビタミンEも生成し、しかもユーグレナが生み出すビタミンEは、人体にとって特に適した構造タイプのビタミンEです。

ビタミンEは人の細胞の劣化を食い止める「抗酸化作用」を持つ物質であり、同じく抗酸化物質として知られた水溶性ビタミンであるビタミンCと並んで、肌の再生やエイジングケアを助ける効果が期待されています。

必須アミノ酸

人間の体を動かすのはブドウ糖などの“エネルギー源”ですが、そもそも人間の体を作ったり、遺伝子として生命情報を司ったりしている物質はタンパク質です。そしてタンパク質は、「アミノ酸」と呼ばれる物質が立体的に連結されて作られています。

人の生命活動を支える上で、特に欠かせないアミノ酸が「必須アミノ酸」です。

ユーグレナの特徴として、含有しているアミノ酸の種類が“動物的”であるというものが挙げられます。つまり、ユーグレナには人を含む動物にとって必要な「必須アミノ酸」が、野菜や植物性プランクトンよりも多く含まれているということです。これは、ユーグレナが光合成を行える“動物”であるということに由来する、とても重要な特徴でしょう。

必須脂肪酸

「脂肪」や「脂質」と聞くと、ついつい肥満や高血圧の原因だとして敬遠してしまいがちですが、人の生命活動は脂質がなければ維持できません。

そもそも脂質は、バターなどに多く含まれている飽和脂肪酸と、オリーブオイルなどに多く含まれている不飽和脂肪酸に大別されます。そしてユーグレナが生産する「多価不飽和脂肪酸」は、血液中で中性脂肪やコレステロールの量を調整する為に働き、別名「必須脂肪酸」と呼ばれます。

また、ユーグレナは培養条件によって生産する不飽和脂肪酸の種類が変化するということも分かっており、リノール酸やリノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などはその一例です。

ユーグレナサプリを使うメリット

不足している栄養素をサプリで補おうとして、何種類ものサプリを同時に服用している人も少なくないでしょう。一方、万能サプリとしてユーグレナ1つにまとめている人もいます。

さて、サプリをまとめることにメリットはあるのでしょうか。

必要な栄養分を適切に摂れる

ユーグレナのような自然由来のサプリであれ、特定のビタミンやミネラルが指定されている合成サプリであれ、その粉末や錠剤などに共通して含まれる成分も少なくありません。しかし体が吸収できる量には限界があります。その為、沢山のサプリを飲んでも、結果的には折角の栄養も無駄になってしまいがちです。

余計な手間を省ける

幾つもの錠剤を用意する手間や、大量の粉末の全てを飲み込むというストレスも、使用するサプリを限定することで解消されます。

コストが安くなる

単純に複数のサプリを購入すると、費用がかかります。ユーグレナサプリの中には、他の合成サプリと比べると割高なものもありますが、トータル面のコストを考えると、むしろユーグレナサプリ単体の方が割安になる場合もあるでしょう。

まとめ

「万能サプリ」とも呼ばれ、複数の健康食品などを併用している人にもおすすめのユーグレナサプリですが、そこには科学的根拠があります。とは言え、ユーグレナサプリはそれだけで全てが解決する“万能薬”ではありません。適切な飲み方を守り、正しく健康をサポートしていきましょう。

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