大麦若葉とは

ユーグレナサプリメントには、ユーグレナに加えて、青汁の原料として知られる大麦若葉を含むものも販売されています。この大麦若葉という原料には、一体どのような効果が期待できるのでしょうか。その特徴や安全性について詳しく調べました。

大麦若葉の特徴

大麦若葉は、イネ科のオオムギ(大麦)を発芽させ、若葉のうちに収穫したものです。大麦は寒く乾燥した地域でも収穫できることから、小麦が育てられない地域を中心に、古くから世界中で栽培されてきました。大麦は日本でも麦飯のように主食として食べられるほか、発芽させた大麦である麦芽を発酵させてビールやウイスキーを作ったり、大豆とともに発酵させて麦味噌を作ったり、炒って麦茶として飲んだりするなど、身近な食生活に取り入れられています。

世界ではイネ、小麦、トウモロコシに続き、4番目に多く栽培されています。生産量はロシアがトップで、次いでウクライナ、フランス、ドイツなど、寒さが厳しく乾燥する地域や、ビールやウイスキーなどの生産が多い国でつくられていることがわかります。日本国内では、佐賀県、福井県などで多くつくられていますが、自給率は低く、国産大麦の多くは主食に用いられています。

このように様々な形で活用されている大麦ですが、その若葉である大麦若葉は、いわゆる「青汁」の原料としてご存知の方も多いのではないでしょうか。発売された当初は、青臭い味が特徴的なケールを主原料としていたため、不味いイメージが強かった青汁ですが、現在では大麦若葉をはじめとした他の緑色野菜とのブレンド品も増え、商品によっては格段に飲みやすくなりました。

この、青汁のイメージアップの立役者とも言える大麦若葉には、以下のような特徴があると考えられています。

ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富

緑色野菜に多く含まれるカロテンをはじめ、各種ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。また、リジンやロイシンなどの必須アミノ酸や、緑茶に含まれていることで知られるカテキンなど、大麦若葉だけで、うれしい成分を一度に摂ることができます。

腸内環境を整える

食物繊維が豊富に含まれているため、腸内細菌のバランスを整え、お通じを良くする効果があります。

活性酸素を分解して、生活習慣病を防ぐ

大麦若葉には、生活習慣病の原因になると言われている活性酸素を分解する、SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)と呼ばれる抗酸化酵素が、他の野菜よりも多く含まれています。

抹茶のような風味

青臭さが気になるケールと比べ、匂いが少なく、抹茶のような香りがするため、飲みやすく感じられます。ユーグレナのサプリメントも、ユーグレナ特有の香りを消して飲みやすくなりそうです。

大麦若葉の安全性と注意点

サプリメントとして大麦若葉を摂取することで、何か問題が起きる可能性はあるのでしょうか。一部の商品については、メーカーによる安全性試験が行われています。その試験によると、毒性や生殖への影響は見られず、規定より多く摂取した場合でも大きな問題は見られないとされています。しかし、次に挙げるような注意点も考えられますので、対象となる場合は十分に配慮しましょう。

保存管理方法に注意

大麦若葉は、通常の状態では品質の低下が早く、冷蔵保存してもすぐに味が落ち、色味も悪くなってしまいます。この問題を解決するため、様々なメーカーが工夫を凝らした加工方法を編み出しました。熱を加えないまま乾燥させ微細粉末にしたり、真空状態で加工したりするなど、栄養成分が極力残るような加工が行われています。言いかえると、加工方法によっては栄養成分が損なわれてしまうことも考えられるので、メーカーの指定する飲み方を守り、直射日光や高温を避けて保管するなど、保存方法にも注意を払う必要があります。

お腹がゆるくなりやすい人や乳幼児は注意

大麦若葉に含まれる食物繊維によって、お腹がゆるくなることがあります。もし、お腹がゆるくなってしまった場合は摂取する量を減らし、その後、お腹の調子を確認しながら、分量を少しずつ調整していくようにしましょう。

また、まだ食事で繊維質を摂っていない、離乳食開始前の乳児に与えるのは避けましょう。食事で野菜などの食物繊維を摂っている乳幼児は、おなかの様子を見ながら、少量から始めるようにしてください。

ワルファリンを服用している場合は要注意

栄養豊富な大麦若葉ですが、その栄養成分にはビタミンKも含まれています。ビタミンK自体は身体にとって必要な栄養素なのですが、抗凝血剤であるワルファリンを服用している場合、その効果を妨げてしまう恐れがあります。サプリメントを使用する前に、必ず医師の判断を仰ぎましょう。

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