まずはユーグレナのイロハ、基礎知識から学ぼう

太古の地球が生んだ奇跡の生物ユーグレナ

ユーグレナは日本語で「ミドリムシ」と呼ばれる微生物の一種。5億年以上前に原始の地球上に誕生した、昆布やワカメと同じ藻の仲間です。

光合成によって自らの体に栄養分を作り出すだけでなく、細胞を変形させて自在に移動できるという動物と植物両方の性質を備えているのが最大の特徴。

太陽の光で豊富な栄養素を作ることが可能なうえ、二酸化酸素から酸素を生み出すユーグレナは食糧危機や地球温暖化防止の救世主として世界的な注目を浴びています。まずはユーグレナの基礎知識を学びましょう。

ユーグレナのすごさは消化吸収率にあり！

緑色をした栄養価の高い微生物といえば、以前からよく耳にしていたのが「クロレラ」や「スピルリナ」。どちらもユーグレナと同じ藻の仲間で、50種類ほどの栄養素を含んでいることから、健康効果の高い成分としてサプリや健康食品に使われています。

一見するとどれも同じように見えますが、実は味や乳酸菌活性、消化吸収率など、さまざまの違いがあります。ユーグレナとクロレラ、スピルリナとの違いを、それぞれの特徴や成分などを比較表にして紹介します。

妊婦さんやアトピーでも大丈夫？

栄養価が高い究極の万能食として脚光を浴びるユーグレナですが、実は研究の結果、腸内環境の改善や肥満防止など、さまざまな健康効果があることが解明されてきました。

基礎代謝を高めたり、お通じをよくするといった体質改善効果のほかに、アトピーや喘息などのアレルギー症状を改善したり、ホルモンバランスの変化によって起こる更年期障害の諸症状を和らげることも判明。ユーグレナがどんな体質や症状の方に効果を発揮するのか、くわしくご紹介します。

ユーグレナにしかない特殊成分の驚くべき効果

59種類もの豊富な栄養素を持つユーグレナは、世界的な食糧危機の救世主として注目されていますが、なかでも大きな話題を集めているのが「パラロミン」と呼ばれる独自の成分。

表面に無数の小さな穴があいたパラロミンは、中性脂肪やコレステロールなどを取り込んで逃さない性質があるため、体内で余分な脂肪が効率よく体外へ排出してくれるといいます。ダイエットやメタボ対策に有効といわれる、ユーグレナのパラロミンについて解説します。

ユーグレナにさまざまな健康効果があることはわかってきましたが、効果が大きいものほど「副作用があるのでは？」「どのくらいの量を飲めば効果が出るの？」など、さまざまな不安や疑問が湧いてくるもの。

そこで食品としてのユーグレナの安全性や副作用について、くわしく説明します。ユーグレナの健康効果を最大限に活用できる最適な摂取量や、正しい摂取方法についても解説。ユーグレナの基礎知識をしっかり頭に入れて、毎日の生活に取り入れていきましょう。