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ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれるミネラルの中に、マグネシウムがあります。マグネシムは、鉄やカルシウム、ナトリウムなどと同様、人間の健康を維持する上で欠かせないミネラル成分。昨今、日本では食の欧米化によってマグネシウム不足が指摘されています。マグネシウム不足は、心疾患などの命に関わる病気を誘発することもあるので、日ごろから摂取量に注意して過ごすことが大切です。

マグネシウムとは

マグネシウムとは、人体の健康を維持する上で不可欠なミネラル。カルシウムやリンなどと協働し、骨を形成する役割を持つことで良く知られています。

成人においては、体内に約20~30gのマグネシウムが存在。その約6割は骨や歯に存在し、他は筋肉・神経などに存在しています。

体内にマグネシウム不足が生じると、骨の形成に影響します。さらに、不整脈や高血圧、虚血性心疾患、神経過敏、抑うつ、筋肉の痙攣など、様々な症状を引き起こす原因となります。過激なダイエットで心疾患を発症する例の中には、マグネシウム不足が指摘される場合もあるのです。

逆に、マグネシウムの過剰摂取は下痢などの症状を招くことはありますが、通常の食事をしている限りにおいては、まずマグネシウムを過剰摂取してしまうことはないでしょう。仮に余分にマグネシウムを摂取したとしても、腎臓の働きによって体外へと排出されます。

マグネシウムの効果・効能

マグネシウムには、骨の形成という重要な役割をはじめ、様々な効果・効能があることが分かっています。以下、マグネシウムの代表的な働きについて見てみましょう。

骨の形成や、骨を丈夫にする効果

マグネシウムは、カルシウムやリンと協働して骨を形成する役割を担います。また、マグネシウムは骨に弾力性を与える働きがあるともされ、骨折しにくい骨になるという意味において、「骨を丈夫にする役割がある」とも言われることがあります。

神経伝達をスムーズにする効果

マグネシウムには、神経間の情報伝達に関わる働きがあります。よってマグネシウム不足に陥ると、神経伝達の不具合が原因となり、イライラ、興奮、めまい、頭痛などが生じることがあります。

血圧を下げる効果

過去の研究から、マグネシウムには血管拡張作用があると考えられています。血管拡張により心臓への負担が軽減されれば、血圧が下がります。

動脈硬化を予防する効果

マグネシウムが不足することにより、血中のカルシウムが血管の内壁に付着しやすくなります。言い換えれば、動脈硬化を起こすリスクがある、ということ。十分なマグネシウムを摂取することで、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

便秘予防効果

マグネシウムは、下剤の主成分として利用されることもあります。よって便秘気味の人は、マグネシウムを摂ることにより症状が緩和する可能性があるでしょう。過剰摂取すると下痢を起こしてしまうこともあるので注意してください。

筋肉の収縮をサポートする効果

筋肉の収縮は、カルシウムの筋肉への流入によって行われます。カルシウムを筋肉に誘導する際、マグネシウムが重要な役割を果たします。

マグネシウムの摂取方法・マグネシウムが多く含まれる食品

マグネシウムの摂取方法

あらゆる食材にマグネシウムが含まれているため、バランスの良い食事を心がけていれば、必然的に必要なマグネシウムを摂取することができます。特に魚や野菜にはマグネシウムが豊富。和食はマグネシウムの宝庫と言っても良いでしょう。

ただし昨今は、食習慣の欧米化も懸念される時代。日本人のマグネシウム不足が指摘されているため、食事が欧米食に近い人においては、サプリメントなどを利用して補充することも考えましょう。

なお、マグネシウムはカルシウムとの相乗効果もあるため、同時にカルシウムを多く含む食材、またはサプリメントを摂取することがおすすめです。

マグネシウムが多く含まれる食品

マグネシウムは様々な食材に含まれるミネラルですが、特に、動物性の食材よりも植物性の食材に多く含まれている傾向があります。

海藻類

ワカメやヒジキ、海苔、昆布などの海藻類には、マグネシウムが豊富に含まれています。味噌汁の具材などには、積極的に海藻類を利用しましょう。

大豆食品

大豆は栄養の宝庫。マグネシウムも豊富に含む優秀な食材です。納豆や豆腐、豆乳、枝豆などを積極的に摂るようにしましょう。

精製されていない穀物

精製前の穀物には、豊富なマグネシウムが含まれています。食材として一般的なものは、玄米や全粒粉パンなどでしょう。パーフェクトフードとも呼ばれるほど多くの栄養が含まれている食材なので、日ごろから積極的に摂るようにしましょう。

魚介類

魚介類にもマグネシウムが豊富です。焼き魚やお刺身などを含め、基本的に和食にはマグネシウムが多く含まれる傾向があります。

緑黄色野菜

緑黄色野菜も、マグネシウムを多く含む食材。塩分の摂り過ぎに注意しつつ、サラダやお浸しなどをたくさん食べましょう。

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